フェアトレードとは

“与える”だけが解決策ではない 必要なのは公平な貿易=フェアトレード

コーヒー1杯に潜む世界の不均衡

ブラジル、コロンビア、ベトナム、インドネシア、エチオピア、グァテマラ・・・ 
これらは主要コーヒー生産国でありながら、ほとんどが開発途上国といわれる貧しい国々です。
世界第3位のコーヒー消費国である日本も、輸入するコーヒーの約99%が開発途上国で生産されたものです。
 
先進国のコーヒー産業は、年間売上高800億ドルを誇るまでの盛況を見せています。その一方でコーヒー生産国はいまだに先進国から経済援助や緊急食料援助などを受けているのです。コーヒー豆をいくら作っても、常に破産の危機や食料危機に直面し、学校に通えず過酷な労働を強いられている子供達は半永久的に抜け出すことのできない貧困のサイクルへと陥っています。これは先進国主導による著しい不均衡な貿易が、原因のひとつとされています。

通常、コーヒーの価格はニューヨークとロンドンの先物取引市場で左右されます。世界の多国籍企業によって独占されている先進国主導の“自由貿易”の中、生産コストや生産農家の存在とは無縁のところで価格が決定されています。
そのため不均衡な貿易によるコーヒーの価格下落の影響は、コーヒー豆を主要産物とする開発途上国を直撃し、世界2500万人以上に及ぶコーヒー農園労働者たちの生活を脅かしています。今、生産国が必要としているのは、与えられる援助ではなく、自らが貧困から抜け出す手立てとなる公平な市場です。

(参考:国連開発計画 http://www.undp.or.jp/

フェアトレードとは

現在の不均衡な貿易に対し、原料や製品を適正な価格で継続的に取引をするのがフェアトレード(公平貿易)です。
主な品目としてコーヒーやバナナ、カカオのような食品の他にも、手工芸品、衣服などがあげられます。
特に開発途上国の弱い立場にある生産者や労働者に対して、より良い貿易条件を提供し、また彼らの権利を強化することで持続可能な社会発展に貢献することを目的としています。

  フェアトレードは1997年に設立された国際フェアトレードラベル機構(FLO=Fairtrade Labelling Organizations International)を中心に、欧州、北米、日本、オーストラリアなどの21カ国20ラベル認証機関が、FLOの構成メンバーとして運動に参加しています。現在では中南米、アフリカ、アジアの58カ国で約150万人の生産者や労働者が、さらにその家族を含めると推定約750万人がフェアトレードによる利益を得るまでになりました。

フェアトレードが保証するものは

(1)生産者への価格 不安定な相場に対して最低価格を保証します。
(2)生産者の社会的・経済的な発展 生産者組合が透明性のある民主的な活動を行います。
(3)生産物の品質と技術の向上 技術指導を行い、輸出品質基準を満たします。
(4)生産者の労働環境と労働条件 強制労働や児童労働を禁止し、安全な労働環境を保証します。
(5)生産地の環境保全 水質保全、森林安全、土壌保全など国際規約を遵守します。

国際フェアトレード認証ラベル

  このマークは、国際フェアトレード基準に従い、認証を受けている製品に添付されています。
これらの製品を購入することは、開発途上国の生産者や労働者の労働条件と生活状況の改善および環
境保全の促進につながります。

特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン http://www.fairtrade-jp.org/
特定非営利活動法人
フェアトレード・ラベル・
ジャパン

http://www.fairtrade-jp.org