足元から楽しむ

中学生の頃から"この町を出たい"と強く思ってました。

できれば"日本を出たい"と。
その年頃特有の否定主義的な思いからなのか、
海外への憧れなのか、単なる好奇心だったのかは
今思い返してもわかりません。
 
ただ両親はそんな私の野心を理解してくれて、
わずか中学2年のときにアメリカへ1ヶ月間行かせてくれました。
初日からトラブル続出の、ものすごい大冒険で、
今思い返すと、よくあんな小娘を単身で行かせられたものだと
あのときの両親の勇気は、ちょっとやそっとじゃ超えられるものではないと
未だに思っています。
 
そんな経験を機に、
イギリス留学中の私は糸が切れた風船のように世界のあちこちをめぐりました。
バックパックを枕代わりに安宿を転々とし、
現地人に見間違えられるほどに"現地入り"し、
そんな生活をしばらく続けた私が地元に戻ってくるなんて
友人だけでなく家族でさえ想像していなかったようです。
 
その私が地元にもどり
地元企業に就職し、
地元で起業しちゃったのですから
みんな驚きです。
 
 
でも。散々いろんなところに行ったあげく、ようやく気づきました。
今いる場所で満足できなかったら
世界のどこに行っても満足なんてできるはずがないんだって。
 
今ある環境の中で
最大限にがんばること。楽しむこと。
そうしたらどこに行っても大丈夫。
だから振り出しにもどって、ここから楽しんでみます!