夢の木

"すごいなぁ"って思える人のすごさって

知識、スキル、実績、精神力、センス、生き様、などなど
いろんな要素があるんだけど
その人たちが語るのを聞くと、いつも思うことがある。
 
「あ・・・この人もふつーのヒトだ」
 
なんだか失礼極まりない表現かもしれないけど。
普通に1日が24時間で、
食べたり寝たりすることが必要な普通のヒト。
 
そんなヒトにすごさを感じるときは、
確かに人並みはずれた要素があるんだろうと思う。
 
でもそれ以上に
そんなふつーの人たちを"すごい人"にさせた
たった1つの大きなちがいは
「やったかどうか」なんじゃないかって思う。
 
今日もそう思った。
 
28歳の登山家、栗城史多さんの講演会に行ってきた。
大学山岳部に入ったわずか2年後、
北米大陸最高峰のマッキンリー(6194m)の単独登頂に成功。
誰もが無理だと反対したらしい。
それでも彼は登った。
登頂に成功したからではなく、想いを実現しようと踏み出した。
彼が"すごい人"である要素は、ここだと思う。
 
栗城さんが言った言葉。
「夢は木の根っこみたいなもの。
ちょっとずつ成長しながら、最初の夢が叶わなかったとしても
幹から枝が伸びて、新しい花が咲く。
だから、どうか夢を否定しないで。」
 
 
いつの間にか、できない理由の大量生産が得意な世の中になってる気がするなぁ。
子供達の夢も、自分の夢も、できる理由であふれる社会がいいな。